日本で女優、ファッションモデルとして活躍し、その自然体な演技力と男女ともに支持される親しみやすさが魅力の浅見れいな。シンプルでありながら洗練されたファッションセンスも人気の理由だろう。前半のインタビューでは、彼女のファッション観やモデルの活動、Pierre-Louis Masciaというブランドについて話を聞いた。

― ファッションに目覚めたきっかけと時期は?

母親がファッション好きだったので、その影響が大きいと思います。あまりフリフリな女の子っぽい服は買ってくれなかったんですけど、洋服自体は結構買ってくれていましたね。なので、物心つく前からそういう環境はあったのかもしれません。自分のファッションの好みが確立したのは、モデルの仕事をはじめてからですね。色々な洋服を着てきたので、それで自分に似合うものを見つけられたと思います。

ジャケット:ピエール=ルイ・マシア

他:本人私物

― 芸能界に入ったきっかけは?

地元の美容室が開催しているヘアショーに出演したことです。確か、小学6年生のときでしたね。姉が先にカットモデルをやっていた影響もあり、はじめました。その時にお世話になった舞台監督さんが、今の事務所を紹介してくれてすぐに所属することになりました。最初の仕事は、雑誌「Seventeen」のモデル。まだ子供で、将来のことを深く考える前にモデルの仕事をはじめてしまったので、部活のような感覚で働いていました。当時、特に仲が良かったモデル友達は、田中美保ちゃん。今でもとても仲良しです。

― かなり芸能界のキャリアが長いですが、他にやってみたいことはありましたか。

正直なところ、当時はまだ若かったということもあって、どうなりたいとか明確な意思があったわけではなく、よくわからないまま働いていました。とにかく、頂いたお仕事を一生懸命にこなす毎日でした。特に他の選択肢もなかったので、モデルの仕事は“日常”でしたね。

― 私服のセンスの良さでも知られています。何かこだわりはありますか?また、出産前、出産後でファッションは変わりましたか?

基本的にシンプルなものが好きですね。実は、流行にはあまり敏感ではないんです。お店に行って、着たいものを購入することが多いです。子供ができてからは自由に動くことが難しいので、洋服から日用品まで揃う百貨店で買い物することが増えました。洋服は着ていて楽なものが好きです。ただ好んで着る服がシンプルな分、シューズは少しエッジが効いたものや、小物にワンポイントを持ってくるなどして変化をつけるようにはしています。これは、ストリート出身のモデルらしいこだわりかも(笑)。
あとは毎日育児と仕事で忙しいので、洋服が自宅で洗えることが大事。ニットとかも毎回クリーニングに出さないといけないので。でも改めて振り返ると、昔からシンプルなデザインで扱いやすい服が好きだったので、そんなに好みは変わってないかもしれません。

― Pierre-Louis Masciaの第一印象を聞かせてください。

とてもエッジが効いているブランドだと思いました。特に、普段はシンプルなものを好んで着ているので、より強さを感じましたね。でも実際に着てみると、着こなせちゃうから不思議。着やすくて、コーディネートのポイントにもなるので自分のワードローブにもマッチしそうだなと思いました。

― Pierre-Louis Masciaのおすすめな着こなし方があれば教えてください。

普段から、かちかちにスタイリングするよりも、少し抜けがある自然体なスタイリングが好きなんです。Tシャツなどに合わせてラフに着こなすのがおすすめです。

― 今回のスタイリングのポイントと撮影地を選んだ理由について聞かせてください。

派手な色を合わせた装いをしたいと思い、スタイリングしました。ブラウンがメインのチェック柄の中に赤が入っているのですが、それを拾って色で遊んだのがスタイリングのポイントです。撮影場所は、スタイリングやヘアメイクとあえてミスマッチな雰囲気の中でしたいと思ったので、今回“麻顔”という焼き鳥屋さんを選びました。ここは、20代から通っていた思い入れのあるお店。店内は、色々なものが溢れていて、粋で渋い雰囲気です。個人的にホーム感を感じられる大切な場所なんです。

SHOP
-麻顔-
東京都世田谷区下馬1-17-8
03-3413-1106

Photograph_Ahlum Kim
Hair&Make-up_Maiko Inomata (TRON)
Writing_Aika Kawada
Direction_Taro Kondo(TAROL!NGAL)

浅見 れいな

女優/モデル

ファッション誌「Seventeen」のモデルとして注目を集め、女優転身後はテレビドラマや映画、バラエティなどに出演し活動の場を広げる。
近年では再びモデルとしても精力的に活躍し「otona MUSE」や「VERY」などファッション誌を中心に人気を集めている。

Instagram: @reina_asami

「Pierre-Louis Mascia」のこと。

イラストレーターとして活躍するフランス人デザイナー、ピエール=ルイ・マシア氏による、スカーフを中心としたファッションアクセサリーブランド。
彼の創作のインスピレーションは、1900年代初頭のヨーロッパの文化や、その地域のアーティストから得たもの。詩情をたたえた都会的でタイムレスなデザインによって、ラグジュアリーの新しいカタチを、提案し続けている。

Instagram:@pierrelouismascia