「Netflix」のリアリティーショー「テラスハウス東京編」に主演中の、松㟢翔平。学生時代は大好きな映画を学び、現在も居住地である台湾をこよなく愛す。独自のカルチャーをバックボーンに持ちながら、俳優やモデル、ライターとしてもマルチに活動している“イマドキの男の子”だ。後半のインタビューで語ったのは、台湾とファッションについて。

― なぜ、台湾に住もうと思ったのですか。魅力を教えてください。

台湾の映画が好きだったからです。一番気に入っている作品は、エドワード・ヤン監督の『ヤンヤン夏の思い出』。実際に台湾では、作品の舞台となった地区、大安に住んでいました。向こうに移住することが実現できたのは、東京でできた台湾人の友達がいたというのが大きいです。その子の話を聞いて、実際に住めそうだなと。台湾の魅力は、“人”です。みんなゆったりしていて、心に余裕があるところが好きですね。

― 当時、あまり仕事がなかったという話がありましたが、台湾に移住する資金はどのように調達しましたか。

内装屋のバイトをしていました。台湾に移住するお金について内装屋の社長に相談したところ、彼のカフェを深夜営業していいよと言ってくれて。ちょうどW杯をしていたのでスポーツバーとして急遽オープンさせました。日中は内装屋として働き、夜中はスポーツバー店員。睡眠時間は一時間だけという生活を1ヶ月送りました。あと、当時は好きな女の子がいて、その子の展示がオランダであったので、それに行くためのお金も必要で必死でしたね!

― 台湾は料理が美味しいことで知られていますが、好きなメニューはなんですか。

ご飯は本当に美味しかった!鶏肉飯(ジーローハン)、あとは麺線(ミェンシェン)というのが大好きでよく食べていました。ソーメンくらい細い麺に餡が絡んでいて、具は牡蠣とモツなんです。ご飯を思い出すと、早く台湾に戻りたくなります。

― 北京語はどのように学びましたか。

北京語は難しくて、最初は全然話せませんでした。でも、現地でずっと一緒に遊んでくれていた男友達がいたんです。毎日一緒にいて、最初は英語を使っていましたが、だんだん彼から北京語を学び、彼には日本語を教えながら過ごすようになりました。そしたら、気付いたらその友達が日本語ぺらぺらになってしまって。もちろん北京語は多少話せますが、まだまだ勉強が必要です。本当に運がいいというか、人に恵まれているんです。

― ファッションに目覚めた時期ときっかけは?

学生時代はファッション雑誌も読まなかったし、詳しい方ではなかったです。洋服も基本的に買わないタイプでした。でも先輩にとてもおしゃれな人がいて、その人から洋服をよくもらっていました。彼の洋服を着ているうちに、ファッションが楽しくなったというのはありますね。ストリート系の洋服で、かなりオーバーサイズのものを着ていました。

― よくグラフィックやロゴの入ったTシャツを着ていますが、何か意味があるのでしょうか。

特に意味はなく、ただTシャツのロゴや書いてあるテキストで遊んだりしています。

― 好きなアーティストについて教えてください。

何人か好きなアーティストがいるので迷いますが、ドイツの画家“ゲルハルト・リヒター”が好きですね。

― 前半の1ルック目に続き、2ルック目のスタイリングについて、コーディネートのポイントを教えてください。

2ルック目は、レイヤードスタイルにしたいと思いました。イメージは、ミシェル・ゴンドリー監督の『ブロックパーティ』という映画。作中でワイクリフ・ジョンがシャツをたくさん重ね着して登場するんです。首にはスカーフを巻いて、めちゃくちゃかっこいい。10年くらい前から頭の中でずっと思っていました。柄がある分少しオリジナルとは異なりますが、今回は少しごてごてしたスタイリングに挑戦してみました。

― 撮影した場所は246の沿道でした。ここを選んだ理由を教えてください。

246は三宿の旧道の終わりに住んでいた家があって、よくこのあたりで過ごしていたんです。歩くと当時を思い出しますね。

― 実際に着てみて、Pierre-Louis Masciaというブランドについて思ったことを聞かせてください。

正直、第一印象はどこの国のブランドかわかりませんでした。様々な国の要素が複雑に混ざっていて文脈がすぐに読めなかったんです。ヨーロッパ風の要素もあるし、いま個人的に興味があるインドっぽさも感じますよね。多国籍なプリント柄を様々な手法で表現しているブランドなんだと思いました。

― 今後挑戦したいことがあれば教えてください。

あまり先のことは考えず、今いただいた仕事をしっかり頑張りたいですね。「テラスハウス」のエピソード内でも、仕事は専業にするか複業にするか議論する場面があって、色々な意見を頂いたのですが、いろいろ挑戦したいと思っています。最近は演じること以外にも、書く仕事も徐々に増えてきました。映画サイト「BANGER!!!(https://www.banger.jp)」で映画のコラムと「GINZA」のウェブサイト(https://ginzamag.com)で台湾についての連載「翔平のもしもし台湾」を書いています。あと「POPEYE」でもモデルやライターを少しやっています。書く力は鍛えられています!

Photograph_Ahlum Kim
Hair&Make-up_Mutsumi Miyazaki
Writing_Aika Kawada
Direction_Taro Kondo(TAROL!NGAL)

TALK EVENT INFORMATION
-10代未来会議 @東京モーターショー2019-
日程:11月2・3日 13:00〜17:00
会場:東京モーターショー FUTURE EXPO会場
MEGA WEB内 MEGAステージ
東京都江東区青海1-3-12

松㟢翔平

俳優

1993年埼玉県生まれ。マイターン・エンターテイメント所属。映画・ドラマに出演している傍ら、モデルとしても活動。日本と台湾で活動している。

Instagram: matuzakishohei

「Pierre-Louis Mascia」のこと。

イラストレーターとして活躍するフランス人デザイナー、ピエール=ルイ・マシア氏による、スカーフを中心としたファッションアクセサリーブランド。
彼の創作のインスピレーションは、1900年代初頭のヨーロッパの文化や、その地域のアーティストから得たもの。詩情をたたえた都会的でタイムレスなデザインによって、ラグジュアリーの新しいカタチを、提案し続けている。

Instagram:https://www.instagram.com/pierrelouismascia/

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