「Netflix」のリアリティーショー「テラスハウス東京編」に主演しているメンバーの一人である、松㟢翔平。学生時代は大好きな映画を学び、現在も居住地である台湾をこよなく愛す。独自のカルチャーをバックボーンに持ちながら、俳優やモデル、ライターとしてもマルチに活動している“イマドキの男の子”だ。前半のインタビューでは、自身の学生時代と映画について話を訊いた。

― 学生時代は多摩美術学校の映像演劇学科に通われていましたが、美大を志したきっかけを教えてください。

実は、数学が大の苦手だったんです。高校入試の時に、もう勉強したくないし高校にも行きたくないと両親に打ち明けたことがありました。そしたら、こういう学校もあるよと見つけて来てくれて。子供の頃から、映画が大好きだったので、そういう道もあるんだと思いましたね。

― 映画はどのような作品が好きでしたか。

映画を見始めたのは、中学生の時くらいからでしょうか。家の隣がDVDレンタル屋さんで、『ガメラ』やサム・ライミの『スパイダーマン』とかを当時は見ていましたね。あとはトム・ハンクスの出演作品や『シザーハンズ』とかは、好きで繰り返し見ていました。

― 学生時代に学んだことについて教えてください。

よく覚えているのは、脚本をすごく書かされたこと。大学時代は、ずっと映画を作っていました。映画監督で大学教授の青山真治さんの下で学んでいて、学生作品の撮影現場に張り付く毎日でした。監督や撮影、照明など入れ替わり立ち替りで作業し、ほとんどのことは経験できたんじゃないかなと思います。ただバイトする時間があまりなかったので、単発で遺品回収のバイトなどをしていました。もちろんお金を稼ぐためにしていたのですが、亡くなった方の家を目の当たりにして多々考えることはありました。映画は人の人生を描くことでもあるので。

― 学生時代は、どのような作品を撮影していたのでしょうか。

学生時代の作品は、今考えると典型的な学生映画でした。頭でっかちで暑苦しいというか。ゴダール大好き!みたいな感じでしたね。でもその時代にやりたいことが全力でできて、撮りたいという気持ちが浄化されたので作ってよかったと思っています。

― テレビのリアリティー番組に出演するようになった経緯はどのような流れだったのでしょう。

大学を卒業して、芸能事務所に所属して東京で生活していたのですが、仕事があまりなくて。事務所を辞めて、せっかく時間もできたし台湾に住むことにしたんです。現地で友達もできてよくつるんでいたのですが、最初は中国語ができなかったから、日本語が恋しくなって。寂しくなると夜な夜な「テラスハウス軽井沢編」を見ていたんです。楽しそうで自分も出てみたいなと思い、応募しました。3ヶ月かけて、台湾と日本を行き来しながら選考に残り、最終オーディションで正式に出演が決まりました。

― リアリティーショーに出演して変わったことはありますか。

街を歩いていて、「テラスハウスに出ていますよね?」と声をかけられることは多くなりましたね。周囲の友人からも「テラスハウス」の撮影についてよく聞かれます。

― 演じる仕事もされていますが、俳優として心がけていることがあれば教えてください。

絶対にこうしたいというような自分のやり方はあまり無いのですが、その分、現場の温度感を大切にするようにしていますね。難しいのは、脚本通りにセリフを言うこと。語尾を変えた方が言いやすいと思うことがあるのですが、脚本は絶対に変えない方がいいと思うので練習するようにしています。面白いのは、現場に挑戦できるチャンスがあること。テスト撮影の時に、自分でこうしたらいいかもしれないと思いついて試してみた時にOKが出ると、とても嬉しいですし、モチベーションになります。

― 自分の良さを一言で言い表すと?

なんだろう。フットワークが軽いところでしょうか。人からの誘いはなるべく応じるようにしています。

― 私服とPierre-Louis Masciaのアイテムを混ぜてコーディネートを組んでもらいました。スタイリングのポイントを教えてください。

トップスはPierre-Louis Masciaで、あとは私服と混ぜてスタイリングしました。このシャツを選んだ理由は、オリエンタルな柄と繊細な色使いが好きだったからです。2ルック目はレイヤードスタイルに挑戦したかったので、1ルック目はなるべくシンプルに着こなすことにしました。個人的に、男性が服を着る時はシンプルにさらっと着て仕立ての良さが分かる方がいいと思っています。あとは小物で要素を足して。ちょっとした襟の開きとかで自分らしさを表現しました。

― 撮影した場所も、自分のゆかりがあるスポットを選んでもらいました。それぞれどのような思い出があるのですか。

スナック「せくめと」は、20代になったばかりの時からお世話になっていました。ママのまゆみさんのお手伝いをよくしていて。飲みにもよく行っていました。まゆみさんからは、人に対する礼儀や立ち振る舞いなど、人としての基本的なことを教えてもらったと思います。いつも気に掛けてくれ、応援してくれる方なんです。

「ダイトカイ」は、店主の小松原さんがやっているバー。気の合うやつらが集う店です。少し入りづらい雰囲気ですが、色々なカルチャーを持った人に出会えるサロンみたいな存在なんです。でも、仕事や表現について語るっていうよりかは世間話や色恋沙汰の話を永遠にする感じ。すごく居心地がいい場所です。

SHOP
-ダイトカイ-
東京都渋谷区東2-20-16
03-6427-5109
https://instagram.com/daitokai_tokyo

-せくめと-
紹介制のスナックにつき、住所は非掲載。

Photograph_Ahlum Kim
Hair&Make-up_Mutsumi Miyazaki
Writing_Aika Kawada
Direction_Taro Kondo(TAROL!NGAL)

TALK EVENT INFORMATION
-10代未来会議 @東京モーターショー2019-
日程:11月2・3日 13:00〜17:00
会場:東京モーターショー FUTURE EXPO会場
MEGA WEB内 MEGAステージ
東京都江東区青海1-3-12

※ 松㟢翔平さんの後半のインタビューは、10月4日に公開します。

松㟢翔平

俳優

1993年埼玉県生まれ。マイターン・エンターテイメント所属。映画・ドラマに出演している傍ら、モデルとしても活動。日本と台湾で活動している。

Instagram:matuzakishohei

「Pierre-Louis Mascia」のこと。

イラストレーターとして活躍するフランス人デザイナー、ピエール=ルイ・マシア氏による、スカーフを中心としたファッションアクセサリーブランド。
彼の創作のインスピレーションは、1900年代初頭のヨーロッパの文化や、その地域のアーティストから得たもの。詩情をたたえた都会的でタイムレスなデザインによって、ラグジュアリーの新しいカタチを、提案し続けている。

Instagram:https://www.instagram.com/pierrelouismascia/

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