テレビドラマに映画、女優として活躍する一方で、デビューのきっかけとなったモデル活動も精力的に行っている霧島れいか。何事も面白さを追求し取り組む姿が印象的で、SNSを駆使して自ら情報発信するほど、大の映画好きだという。後半のインタビューは、女優とモデルの仕事について、さらにプライベートについて質問をした。

― “大人の女性”や“強い女”を演じることが多いようにお見受けします。こういった役のオファーが多いことについてどのように思われていますか?

嬉しいです。あと犯人役も多いですよ(笑)。役は死ぬか殺すかの他に、たまにいいお母さんの役があったりして、両極端で定まっていないように思います。心を病んでいて壊れてしまいそうな女性を演じるのも楽しいですし、そういった点が私の中にあるのかなって思っています。そのあたりが観ている方に伝わると嬉しいですね。

― 今後、やってみたい役はありますか?

いろいろな役はやってきているのですが、お話の内容としては、“大人の恋愛もの”でしょうか。シンプルな素敵な女性を意外とやっていないみたい(笑)。等身大の大人の女性を演じてみたいですね。

― 女優業とモデル業、どのようにスイッチを切り替えて取り組まれていますか。

どちらも、楽しさが異なります。雑誌のモデルの仕事は、セリフがないので、正直少しリラックスして現場に臨めます。撮影現場の光の具合や洋服で“どういった女性になるか”を考え、自分発信で物語を作れるので、世界に入り込んでいけますね。一方、お芝居は制限がある中で、自分を出していく作業です。セリフを覚えた上で監督の求めることを表現しないといけないという……。しかし与えられた役になりきる必要があり、すごく深く役について考えるのでOKをいただけた時の達成感は大きいですね。

― スタイルをキープする秘訣を教えてください。

ポールダンスやキックボクシングに取り組んでいます。体重が変わらなくても。筋肉が落ちたり、骨がやせたりすることが年齢を重ねるごとにあるようなので、変にやせすぎて見えないように気をつけています。普通のジムに通わないのは、少しでも楽しくて面白いと思えるものをやってみたくて。

― 美肌の持ち主ですが、スキンケアは何をされていますか。

大切なのは、興味を持っていろいろなプロダクトを試すこと。同じものばかりを使用していると肌も怠けてしまいます。肌をよく観察して、コンディションに合ったプロダクトを見極めて使うようにしていますね。美顔器もパックもしますが、たまに何もつけない日を作って肌を休ませるようにしていますよ。

― ビューティの情報収集はどのようになさっていますか。

有難いことに毎日のようにヘアメイクさんとお仕事でご一緒するので、教えてもらっていますね。あとはインターネット。SNSも好きなので、口コミもチェックしたりもします。

― そのSNSですが、霧島さんが発信するTwitterやInstagramの文章が独特で、楽しく拝見しました。

最初は、撮影した写真や出演作品の告知をして事務的な更新をしていました。でもいまいち面白くない。やはり人の目に触れて楽しませる職業なので、せっかくならわくわくしてもらいたくて、自分が面白いと思えることを投稿するようになりました。

― SNSが普及される前後で何か変わったと思うことはありますか。

自分のカラーや正直な声を発信できるようになりました。もう誰もがSNSをやっている時代なので、芸能人が多少プライべートを出しても違和感がないのではないかなと思いますね。使い方によっては悪い方向にも行ってしまうのですが、情報を共有し合うって凄いパワーだと思います。

― Instagramで定期的にアップしている映画紹介の投稿も、霧島さんのセンスが出ていますね。

途中から始めたのが、勝手にハリウッド映画スターの名前を使って文章を書くことと映画紹介。これにもちゃんと理由があって、最近若い方々が昔の映画を観ていないのが寂しく思えて、興味を持ってもらえるきっかけを作りたかったんです。なので、映画紹介や俳優の紹介を定期的にしています。「ジャック・ニコルソンって誰だろう?」と興味を持ってくれて、映画を観るところまでたどり着いてくれたらこんな嬉しいことはないですね。

― SNSで何か驚いた出来事はありますか?

好きな海外の映画監督にメッセージをしたことがあります。届かないかもしれないけど……と思いながら。SNSは気軽にいろんな人と繋がれてメッセージも送れるのだから、チャンスがたくさん転がっているなと気付きました。

― 最後に、霧島さんの好きな映画作品と監督を教えてください。

すごく選ぶのが難しいですね。正直一個に絞れないのですがピュアに『E.T』が大好きな作品ですね。子供のころに影響を受けた映画や映画監督は、大きな夢をもらったので今も変わらずに好きです。難しい映画も見ますが、やはり素直に映画っていいなと思える作品がいいですね。

Photograph_ISAC(SIGNO)
Hair&Make-up_Haruka Tazaki
Writing_Aika Kawada
Direction_Taro Kondo(TAROL!NGAL)

※ 前半のインタビューでは、霧島れいかさんのファッション観についてお話を伺いました。

2017年GLOW9月号  遠藤優貴<MOUSTACHE>

霧島れいか

女優

1972年8月5日生まれ。新潟県出身。
1998年より女優として活動開始。
2005年、第58回カンヌ国際映画祭受賞作『運命じゃない人』でヒロイン役を、2010年、世界50ヶ国にて公開された話題作『ノルウェイの森』に出演するなど、多くのドラマ・映画にて活躍中。
また、多数ファッション誌・美容誌に出演するなど、活動は多岐にわたる。

Official Instagram:https://www.instagram.com/reika_kirishima/
Official Twitter:https://twitter.com/reikakirishima
Official Web Site:http://www.ogipro.com/

「Pierre-Louis Mascia」のこと。

イラストレーターとして活躍するフランス人デザイナー、ピエール=ルイ・マシア氏による、スカーフを中心としたファッションアクセサリーブランド。
彼の創作のインスピレーションは、1900年代初頭のヨーロッパの文化や、その地域のアーティストから得たもの。詩情をたたえた都会的でタイムレスなデザインによって、ラグジュアリーの新しいカタチを、提案し続けている。

Instagram:https://www.instagram.com/pierrelouismascia/

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